兵庫県・兵庫東支部 上見 貴美子さん
五人の子育てもほぼ終わり、着付けを始めたものの、仕事やケガなどで練習に続けて行けず、やっと三月頃から通えるようになりました。教室で予選会の話をされていましたが、駆け出しの私には他人事とマイペースで練習しておりました。
ところが「一人不足だから、あなた出場しなさい。」「えっ?」「10分で留袖を着るんやで。」「ええっ!?」訳もわからないまま、練習が始まりました。先生方の熱心なご指導、先輩には温かいアドバイスを頂き、こんな私を全国大会までお導きくださいました。
予選突破という光月先生の目標には届きませんでしたが、ここまでこれたのも先生方や先輩方のおかげだと感謝しております。参加できたことで、着付に集中でき自分の欠点等が良くわかり、次なる目標に向かって楽しくお稽古を続けて行きたいと思います。今後共、ご指導よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
東京都・東京中央支部 古澤 五月さん
大会参加が着実に上達への一歩と実感。きっかけは子供達の卒・入学式。洋服のファスナーは上がらず、靴も合わずに上履きで帰宅。ならば和装、と軽い気持ちで尚美流の世界へ。
発表会では刺激を受けて励まされ、心は全国大会。年末の片付けで発見したきもの、喪服かと思えば薬玉の刺繍が。五十年以上前に母の健康を願ったか、祖母の想いにただ胸が熱く、劣化激しくサイズも小さいため、「仕立て直して来年出ます」と言うと、「あなたは技術を習っているのでしょう」と。
決勝は不安と緊張。制限時間に間に合わず、実力がありながら逃した方々に失礼と強く思い、手順に集中すると自然に手元を見ずに時間内。目標達成と結果への悔しさが、さらに技に磨きをかけると来年への決意を新たに。沢山のご指導と助言を頂いた先生方、先輩方に言い尽くせない程の感謝の気持ちでいっぱいです。
兵庫県・兵庫東支部 吉竹 眞由美さん
私は毎日12時間近く働いていて、いつも時間に追われる生活をしています。でも「何か趣味を持たないと」と思っていました。数年前に娘の成人式の振袖を着せたいと思いつき、友人の紹介で尚美流の門をたたきました。それから楽しさにはまり、時間を見つけては教室に通い、娘の大学卒業の際は袴の着付けもできました。教室では光月先生のお人柄か、和気藹々とした雰囲気の中でたくさんのことを学びました。
全国大会への出場は「練習する時間がない」と、いつもお断りをしていました。今年は先輩から「特訓してあげるから!」と励まされ、初めて舞台に上がりました。手の震えを押さえて夢中で着付けているうちに、いつの間にか決勝まで残っていました。控室で自分の番号に○が重ねられるのを信じられない思いで見つめました。少し自分が変われたように思います。私に一歩踏み出す勇気をくださった、尚美流の先生方や教室の皆さんに感謝です。
神奈川県・横須賀支部 篠原 知世さん
きものが好きで、自分で着られるようになりたくて入門して、二年。初めて全国大会に出場する機会を得ました。技術に納得できず首をかしげてばかりの私を、羽賀先生は根気強くご指導してくださいました。壮行会では仲間のみんなから元気を頂き、「頑張ってね」と秋本先生から手作りのポーチまで頂きました。
当日は両親が応援に来てくれました。「落ち着けば大丈夫よ」と羽賀先生にも言葉をいただき、日々の練習を思い出して言葉で表せないほどの感謝の気持ちを胸に舞台に立ちました。結果は残念でしたが、技術だけでなく大切ないろはを学んで自身の成長に繋がった全国大会でした。これからも尊敬する先生方や先輩、仲間の皆さんに学ばせて頂きながら精進して参ります。
岐阜県・岐阜中央支部 清水 桜さん
自分は全国大会に通用するレベルではありませんが、初めて大会に出場させていただきました。 訪問着之部で予選の九分を綺麗に仕上げることを目標に挑みました。私は本番に弱くて緊張してしまうのですが、不思議と落ち着いて仕上げることができました。初めてなので予選で終わると思っていたのですが、準決勝、決勝と進み、自分でも信じられませんでした。
入賞はできませんでしたがメダルを頂き、親身にご指導いただいた山岸妙子先生に感謝の気持ちでいっぱいです。決勝まで進んだことで着付けに自信が持てるようになりました。来年も決勝戦まで進めるよう頑張ります。