≪花嫁之部≫
広島中央支部 十日市学園 学園長 築山 陽子
まずは、モデルを引き受けてくれた広瀬明日香さんに感謝です。
今回は『出られるだけで感謝』そう思っていました。着付けをする前の竹田先生の『幸せなお仕事』という言葉に感動を覚えながら『モデルの明日香さんにはご自身の挙式を想像しながら楽しんで欲しい、そして観にきてくださったお母様に悲しい思いだけはさせないように』そう思ってお着付けさせていただきました。本当に竹田先生には感謝しかありません。いつもすべてを許し受け入れ、尚美流のこと一人一人の講師や生徒さんのことを一番に考えていらっしゃいます。今回のこと、ステップアップをする機会をいただいたのだと受け止め、より一層精進してまいります。
本当にありがとうございました。
≪着せ付け振袖後見結び之部≫
岐阜土岐学園 学園長 加藤 いづみ
後見結びに挑戦し始めて何年すぎたのでしょう。今回も新しいモデルさんに合わせて全てコーディネイトし直しました。同じ後見なのに一つとして同じものがなく なんと変幻自在な凛とした帯結びなのでしょう! やればやるほど魅了されました。だからこそ補正から悩みに悩みました。以前 尊敬する先生が「目をつぶってもできるかもしれないと思えるほど練習したの」とおっしゃいました。私も真似してみよう!! そう思ってからのお稽古の楽しいこと。一人で練習していても孤独ではありませんでした。全国で多くの先生方もこうして練習していると思うと励みになりました。そしてモデルの里菜ちゃん、大学の研究で毎日忙しい中ご両親のとても熱いご協力を得てギリギリまで練習させていただきました。本当に感謝しかありません。
ここまでの道のりはとても実りある歳月でした。本当にありがとうございます。出会えた皆様に感謝いたします。
≪着せ付け振袖ふくら雀之部≫
長野南支部 木曽学園 正講師 松原 富有子
素晴らしい賞を頂き、今も夢の中にいるような気分です。
納得できる仕上がりにすることができず不安を抱えたまま迎えた舞台でしたが、いつも長い時間、いやな顔ひとつせず笑顔でモデルをしてくれた朱音ちゃんを誰よりも綺麗に着せ付けよう。とにかく集中集中!と自分に言い聞かせ、あっという間に十三分間が過ぎました。いつも温かく、時に厳しく指導してくださる支部長、佐代子先生には感謝の気持ちでいっぱいです。目標となる先輩方、一緒に学べる仲間に恵まれ、特に今回は憧れの先生方と一緒に優勝者席に座ることができ本当に幸せです。今夏に亡くなった父の墓前にも良い報告ができました。ありがとうございました
≪目隠し着付け之部≫
名古屋中央支部 正講師 塚本 怜奈
この度は素晴らしい賞を頂きありがとうございました。名前を呼ばれた瞬間、頭の中が真っ白になり本当に信じられませんでした。
「自信を持って笑顔で舞台に上がる」ことを目標とし練習に励みましたが、回数を重ねる毎に自然にできてていた部分がうまくいかず、「どうして!?」と自問自答の毎日。所作を見直すことから始めました。いつもなら指摘をいただく仲間にも不甲斐なさから見てもらうことも恥ずかしく、ひたすら自身との戦いでした。本番は今までの自分の練習を信じ、無心で挑みました。いつも聞こえる音楽も耳に入らず、ただ 鼓動の音だけが響きました。夢にまで見た、師である母とのダブル受賞!! この賞は、いつも応援してくれる家族、毎回全力で教えてくださる先生方、共に切磋琢磨し、励ましの言葉を掛けてくれる仲間が側に居てくれたからこそ受賞できたと思っています。先代の「指導とは 自ら行ずることである」の言葉を胸に、これからも精進してまいります。本当にありがとうございました。
≪創作帯結び振袖之部≫
長野南支部 木曽学園 学園長 古賀 佐代子
「そこがありましたか!」とおっしゃられた会長から優勝カップを受け取り、ズシリとした重さが腕に伝わって三十八年の歴史を感じた瞬間でした。リボンの数の帯結びが多くのお嬢さんの後ろ姿に結ばれたのだなと思うと尚美流の先生方の創作意欲は素晴らしいなと改めて感じました。「四葉」も、お嬢さま方の幸せを願い結んで頂けたら幸いです。
優勝を頂きましてありがとうございました。そして各部門で入賞、優勝された先生方には本当におめでとうございます。