≪花嫁之部 最優秀賞≫
岩国南学園 学園長 越磨 裙子
私の夢でした。孫が嫁ぐときに、この舞台で孫の花嫁を作られたら、と。
その孫が今年結婚し、念願が叶って2人で舞台にあがることができました。舞台上では孫と共に喜び、楽しみながら夢だった時間を過ごせました。改めて、今まで辞めずに着付け教室を続けて来て本当に良かったと思います。
周囲の皆様の協力をいただいて、この嬉しい楽しい時間を過ごさせていただいたこと、とても感謝しております。ありがとうございます。
夢が叶っただけでも大満足なのに、最優秀賞までいただきこの上ない幸せ者ですね。感謝、ただ感謝です。
≪着せ付け振袖相生結び之部≫ ≪着せ付け訪問着之部≫
長野南支部 中津川北学園 学園長 柏崎 めぐみ
この一年は出会いが多かった気がします。訪問着の着せ付けを目標に、相生結びは技術の勉強として始めたものの、練習すればするほど奥深さを感じました。改めて基本を学ぼうと参加した研鑽会で、技術はもちろん出会った先生方に刺激を受けました。悩みが楽しいと思えるようになり、素敵に、とにかくベストを尽くそうと挑みました。
そして、まさかの2部門優勝に言葉が出ませんでした。古賀春湖支部長に良い報告ができホッとしました。手をたたいて喜んでくれた母や妹の家族、いつも背中を押してくださる古賀佐代子副会長、支部の仲間、本当に感謝しかありません。子育てに忙しい中でモデルを引き受けてくれた妹の都(みやこ)、あなたの協力のおかげです。楽しいと言ってくれて、ありがとね。
次の展示ではもっと輝く着せ付けを目標にします。喜びに少し浸らせていただいて、優勝の責任の重さを忘れず、これからも出会いを大切に精進します。ご指導よろしくお願い申し上げます。
≪着せ付け振袖後見結び之部≫
東京中央支部 正講師 永井 裕絵
初めて見学に行った2009年の全国大会。先生方の展示で目に飛び込んできた 「月の振袖」 に後見結び。その魅力に心を鷲掴みにされて早14年半。今も手帳を開くたびに目に飛び込んできます。
この度は身に余る賞を、ありがとうございます。転勤で関西に来てからも温かく見守ってくださる戸村支部長、離れても一緒に練習してくださる支部の先生方にお礼申し上げます。京都では土佐先生のお教室で練習を続け、研鑽会では竹田先生、古賀先生に基本から多くをご指導いただきました。
当日は後見結びのイメージにピッタリのモデルさん、振袖、帯…、全てからパワーをもらい、ワクワクしながら舞台に上がっていました。この感謝の気持ちは言葉では表現し切れません。
来年の手帳も 「月の振袖」 の写真とともに、新たな気持ちでスタートです。言葉にし切れない感謝の気持ちを着付けで表現できるように、精進してまいります。これからもご指導よろしくお願いいたします。
≪着せ付け振袖ふくら雀之部≫ ≪個性美学之部≫
広島三ツ城学園 学園長 水戸 雅美
この度は栄誉ある2つの賞をいただき、ご指導いただいた竹田春枝先生、松原安治先生に心より感謝申し上げます。昨年まで自分なりに頑張って振袖部門に臨んでも思うようにいかず、今年初めて研鑽会に参加しました。美しい技術のご指導を直々に受け、真剣に取り組まれる全国の先生方と練習に励む、とても貴重な経験でした。そして大会で練習してきた自分を信じて着付けができました。 理論は月一回の松原先生のズーム講座を受けています。個性美学の知識をコーディネイトに生かす方法がわかりやすくて貴重な講義です。おかげさまでこの度の賞をいただきました。この賞に恥じないよう、そして教室に通ってくださる生徒さんにしっかりご指導できるよう、これからも精進してまいります。
最後に、イメージ通りかわいくモデルを務めてくれた佳代さん、私をこの道に導き、受賞を一番喜んでくれているお義母さん、いつも応援してくれる家族に感謝いたします。
≪着せ付け留袖之部≫
福井中央支部 正講師 伊部 佳奈恵
嬉しい報告ができました。きものと私を繋いでくれた叔母に。遺してくれた帯を締めて大きな賞をいただけたよ、と。
私はとてもラッキーです。追いかけるべき先輩、お稽古会ができる仲間、一緒にコソ練できる友、舞台を楽しいものにしてくれたモデルさん、“真摯”を教えてくれる生徒さん、朝練に付き合ってくれる姉弟子、送り出してくれる家族、勝手にしなさいと言いつつ導いてくださる師、気づきを与えてくださる着付師の師に恵まれたからです。心から感謝いたします。みなさんと共にいただいた賞です。おめでとうございます。そしてありがとうございました。
あの人にお任せすれば大丈夫ね。そう言っていただける着付師に、私もなりたい。
≪目隠し着付け之部≫
広島東支部 正講師 大原 麻希
この程は素晴らしい賞をいただきありがとうございました。10年前、知子先生のモデルとして参加したプロ大会の八光夜市で瓢箪柄の黒留袖に出会い、翌年から私の目隠し着付けへの挑戦が始まりました。しかし順調とはいかず、準優勝までであと一歩届かない年々。コロナ禍の自粛から四年ぶりに参加を決意し、岡林先生へお稽古をお願いしました。練習翌日には体じゅうがバキバキに筋肉痛になる情けなさ。こんなにも鈍っていたのか!と思いつつ、練習で帯が曲がっても 「今日の私の体は歪んでいる!」 と悩むことをやめ、気持ちを切り替えました。当日は緊張もなく、尚美流の方々との再会が嬉しく、幸せな時間でした。
いつも温かくご指導くださる岡林先生。目標の先輩方、一緒に練習した心優ちゃん、ともに切磋琢磨した仲間がいるからこそ受賞できました。「指導とは自ら行ずることである」 の言葉を忘れず、これからも邁進してまいります。本当にありがとうございました。
≪創作帯結び振袖之部≫
熊本北支部 正講師 藤末 恵美
念願だった優勝をいただき、まだ夢のようです。もう一度、何度でもチャンスの花を咲かせたら…と願いを込めて創作したこの「帰り花」を選んでいただいたことに感謝いたします。
これからもう先生方のご指導といつも応援してくれている家族への感謝を忘れずに、急がす・休まず・尚美のあゆみ…でお稽古に精進してまいります。本当にありがとうございました。