秋田県・秋田中央支部 落合 久貴子 正講師
目隠し着付け之部門に出場し、「時間内で着ること」「練習したポイントをきちんと仕上げて着ること」を目標にしてステージに立ちました。練習を始めた当初は、目隠しの状態で小物を取ることも難しく、小物と手足の位置関係を全身の感覚として捉えるところからのスタートでした。着付けの基本動作の大切さや全身の感覚を使って着ることの難しさを実感することも多く、できることが一つずつ増えていくことに喜びを感じながら練習に取り組んできました。
大会では、自分の目標が達成できず納得できるものではありませんでしたが、大会に向けて練習し続けてきたことやプロ選手権大会に出場できたこと、全国の先生方の着付け技能を間近で感じたことは、私自身にとって貴重な機会となりました。尚美流の着付けを始めて二十年目の今年、プロ選手権大会で感じた基本動作を大切にしながら着付け技能を高めたいという気持ちをもち、今後も自己研鑽に励んでいきたいと思います。
兵庫県・兵庫相生支部 安原 ひづる 正講師
全国大会に参加することができ、いつも熱心に指導してくださった岡本先生、ありがとうございました。
健康の不安、技術の未熟さに対する不安で一杯でしたが、先生に教えていただいたことを、一つ一つ思い出しながら臨もうと思いました。
お稽古では基本に忠実にすることの大切さ、うまくできない時には、失敗するのは本番でなくてよかった、その失敗を生かす様にと励ましていただきました。
十分では帯まできちんとできない事が多く、くじけそうになる時も、舞台にあがる経験が技術を高めてくれると教えていただきました。
「お願いします」のあいさつから「お時間です」の10分間は、本当に充実した時間で、一生懸命夢中で取り組めた時間でした。
この経験を大切に精進していきたいと思います。
北海道・札幌中央支部 黒須 奈美子 助講師
去年の生徒の立場での参加では、師範の先生や講師の先生にとてもお世話になりました。
今年は助講師として、先生方への恩返しをしたいと思ってはみても、私に出来る事なんかないと・・・、ならば 代わりに一緒に参加する生徒さんに、この御恩をお返しするという思いで共に練習に励んできました。
私は勝手に〝循環型恩返し〟と命名しています。
転勤族の私は良くしていただいた方本人には御恩を返せない場合も多く、その御恩を他の方にお返しするという転勤族の先輩の言葉を今こそ実行すべき!なんて意気込んでました。
去年はモデルとして納会の控室の雰囲気は分かっているつもりになっていて、実際に自分が参加する立場になって、皆様の競技への真剣さに圧倒されました。
師範の先生からは〝なにが足りないか分かったでしょ?〟と、技術的にも精神的にも未熟なままの参加で自分の至らなさに後悔です。
大阪府・大正中央学園 宮戸 やす代 助講師
第43回 プロ選手権大会に初めて出場させていただきまして、とてもいいお勉強になりました。着せ付け留袖之部に出させていただき、10分で着せ付けができたことにとても自分に自信が持てるようになりました。木葉先生にはとても丁寧にご指導をしていただきまして感謝の気持ちでいっぱいです。又他の先生方々の着せ付けに向き合う姿勢を目の当たりにして、気が引き締まる思いになり、とても良いお勉強をさせていただきました。これからも木葉先生のご指導のもとでお稽古に励みたいと思っております。よろしくお願い致します。
秋田県・秋田中央支部 渡邊 暁子 学園長
プロ選手権に出場させて頂くことが決まってから あっという間に その日は やってきました。私を尚美流に導いてくださった荻原先生や着付けに限らず私が行き詰まった時に いつも背中を押してくれた鈴木支部長に恩返しをしたい…そんな想いで練習を重ねました。しかしやればやるほど 上手くいかないところが目立ち不安は募るばかり。皆さんも同じだと思いますが ずっと孤独とも戦っていたように感じます。大会当日は自分を信じて着付けを終えたことにまずはホッとしました。
この度の大会で尚美流には素晴らしい技術を持った先生方がたくさんいらっしゃることを改めて知り誇りに思いました。私自身これからも目標を持って精進していきます。
応援して支えてくださった全ての方々に感謝致します。そして今大会も運営に携われた先生方、事務局の方々に御礼申し上げます。
私にとってプロ選手権大会とは また戻って来たい!と思わせてくれる場所でした。