大阪府・大阪高槻支部 安部 サチイさん
尚美流の着付けに出会って3年が過ぎたところです。昨年は家の事情で半年ほどお休みしていました。自分の好きなことにも少し取り組んでおきたいと思い、お稽古に参加してきました。皆さんが熱心にお稽古されてきれいな手さばきで努力される姿に驚いてばかりでした。きものがとても好きになり、うまく着られたら嬉しいと思っていましたが、鏡を見ずにきれいに仕上げられることに、また驚いてばかりでした。この度、全国大会に参加させていただいて少しでも自分自身の勉強につながればと思い、自分なりに練習したつもりですが、競技が始まると一つ一つ丁寧にするべきところがなかなか丁寧にできず、時間となり、良い結果にはなりませんでした。練習の時に自分の自信のないところをもっと確認して練習すべきだと気がつきました。皆さんの熱心に取り組まれる姿に感動させていただきました。教室の先生には大変お世話になりました。参加させていただきありがとうございました。
神奈川県・横浜北支部 田尻 まゆみさん
「体のとおり堂々と行ってらっしゃい。」大会当日、支部長は私を送り出してくださいました。体育会系の私は、大会というのは、他者と競うのだとは理解していましたが、この場は「美しさ」を競う場。自分でも不安と緊張が気持ち良く、押し寄せていました。これまで自分を追い込んで練習してきたことを信じ、気持ちを落ち着かせ、舞台に上がることができました。
大会を通して、先生方の背中の美しさに、とても感銘しました。支部長が普段からお教室で言われる数々の言葉が、ここにあるなあと感じました。家に帰り着いても、たくさんのことが思い出され、頭の中でぐるぐるして夜も寝付けませんでした。大会での経験を忘れず、実生活においても生かしていこうと思います。出場の場を与えてくださった山中支部長に感謝いたします。ありがとうございました。
愛知県・名古屋中央支部 小林 恵里子さん
きもの着用必須の趣味を長年している私は、自己流のひどい着方をしていました。せっかくだから早くきれいに着たいと考えが変わり、ついでに資格も取れればという軽い気持ちで尚美流の門を叩きました。塚本先生から資格を取りたとい思うなら、全国大会の経験も必要ということで、最初は仕方なくという感じで出場を決めました。特訓が始まる名古屋の夏は本当に厳しく、汗疹と熱中症の恐怖と、夏に袷の着付けはイヤ、という気持ちとの戦いでした。しかし先生方の厳しくも温かい指導、先輩からの目からウロコのアドバイス、初出場の仲間と励まし合いながらの練習。少しずつ上達も感じられて、徐々に楽しいと思うようになりました。結果は満足のいくようなものではありませんでしたが、たくさんの経験をさせていただき、本当に出場して良かったと思いました。これからは、今回の経験を活かし、日々のお稽古に励んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
広島県・広島中央支部 大岡 亜由美さん
和装には幼い頃から慣れ親しんでおりましたが、一人できちんと着られるようになりたいと思い、知人に紹介してもらったのが昨年8月で、これが尚美流との出会いでした。このように経験の浅い私が、今回展示モデルと訪問着着付けで全国大会に出場させていただきました。
初日は見学でしたが、大会内での「着て脱いで、また着て脱いでの繰り返しが己の力となる」との言葉を拝聴し、今の自分で出場してよかったのかと後悔しました。また大会は着付けだけでなく、メイクや髪型、所作などトータル美を競うものだということを痛感しました。着付けの大会当日は他の選手の皆様の気迫に圧倒され、緊張の中で自分自身を表現することができませんでしたが、この機会を与えてくださった竹田支部長はじめ、ご指導・ご支援いただいた諸先輩方に感謝しております。今後は着付けに取り組む姿勢を改め、自分を磨くことに精進し、自信をもって大会に戻ってきたいと思います。
北海道・札幌中央支部 白木 昌代さん
楽しくきものに関わりたいと、のんびり教室に通っていましたが、今回全国大会に出場する事で制限時間というものと初めて真剣に向き合った気がします。制限時間内で仕上げることに挑戦するうちに、無駄な動きを削り落とした美しさがあり、そのためには技術が必要ということに気づいていきました。
大会では挑戦する多くの人に接して、まだまだ未熟な自分の姿が浮き彫りになりました。今回3人の仲間と参加しましたが、先生はじめ教室の2人の先生方が睡眠時間も削って親身にサポートしてくださるのを目の当たりにして、支えられてこうして出場できるのだと改めて気づかされました。我事のように真摯に取り組んでくださる先生方、共に汗を流し頑張った楽しい仲間たち、そんな中に今いられる幸せを実感、感謝した全国大会でした。