東京都・東京中央支部 木下 及子さん
旅館のゆかたでさえ「左右どちらが前か?」という状態の私が尚美流と出会い、〝自分で着られる"ことに喜んでいたところでの『全国大会』まさかここまで大きな大会だとは!
普段の教室の人数に慣れていた為、大津プリンスでの豪華絢爛なきもの姿の人達に「ここは大奥なのでは?」と一人妄想してキョロキョロしていました。『目隠し』『着せ付け』『創作』『花嫁』と、尚美流の歴史の凄さを目の当たりにし、粛々と進んで行くプログラムに、先生方のどれだけの準備があったのか?と感動と感謝。
そのうえ、ご自身も出場されるのに、私達初めて組を何度も気にかけてくだった先生方のことは、今思い出しても泣きそうになります。〝自分で着られて満足"から〝あんな風になりたい"〝あんなことが出来るようになりたい"に変わった、思い出深い初めての全国大会でした。
岐阜県・長良北学園 中村 裕子さん
ご御縁あって、このたび山田先生の後押しとご指導、家族の協力のお陰で初めて選手として全国大会に参加いたしました。過去にはモデルとしての参加経験はありましたが、自分が選手として参加する日の想像はできていませんでした。今回もモデルとして参加の予定でしたが、教室に通う方々の前向きな姿を見ているうちに、自分も7分間で着るという目標を決めて出場しようという思いになりました。
会場では、出場者の方々や先生方の所作や素晴らしい着付け姿に触れ、見習うことばかりでした。舞台では、練習を思い出しながら周りの方々へ感謝の心で挑みました。
まだまだ未熟ですが、制限時間内に着付けが出来、嬉しく思っています。今後も優しい先生方のご指導の下、教室の皆様と楽しく精進し、着付けの技術習得を目指してまいります。
岐阜県・長良北学園 足立 由里子さん
全国大会に参加させていただきました。初めての大会で緊張しましたが、自分の今の技術を披露することができました。他の参加者との交流や、技術を学ぶことができ、とても充実した時間となりました。今回の大会を経験してきものに対する情熱が湧いてきました。
また次回の大会に向けてさらに技術を磨き、自分の可能性を広げ成長を遂げていきたいと思います。
愛知県・名古屋中央支部 髙橋 円さん
全国大会に初めて出場し、夢のような時間を過ごすことが出来ました。 私はきもの歴だけは長くなりますがゆるゆると過ごしてきてしまい、ずっと全国大会の出場に及び腰でいました。
そんな私が今年挑戦してみよう!と思い切れたのは、一緒に挑戦してくれた仲間がいたからです。出場を決めたものの課題が多く、丈が決まらない背中心がズレる衿が出ない時間内に着られない…一つに集中すると違う問題が出てなかなか完璧にはなりません。
何度も同じ失敗を繰り返えし、ため息が出る日々も、怜奈先生はじめ講師の先生方がその都度、根気強く付き合い丁寧に指導してくださいました。また着せ付けでモデルをしてくださった福岡先生はいつも深い愛情で受け止めてくださいました。チーム一丸となって励まし合いながら頑張って練習した日々も忘れられない思い出になりました。そして、結果は二部門で入賞することが出来、とても嬉しかったです。
広島県・広島三ツ城学園 三谷 真祐里さん
着付け教室に通って3年が過ぎていました。毎年先生から「全国大会に出ましょう」とお声を掛けていただきながらも「私なんて〜まだまだ…」と、ぼんやりと考えていました。今回初めて参加させていただきました。驚きました。
考えてもいないくらいの周りの皆さんの真剣な表情、心意気、着付けに対しての真摯な姿。目の当たりにして自分自身が恥ずかしなりました。当然、出来栄えも私の気持ちを写していました。参加を決めた時から練習したつもり、先生から教えていただいたつもり、弱点を知っていたつもり、でした。
若い世代の方々の真剣な表情に美しさを感じ、又悔しくて涙する姿に強さが見られました。そしてずっと伝統を守りきものの美しさを教え続けてくださっているたくさんの先生方の素晴らしさを改めて感じました。60歳を機にこれからのお稽古をもう一度見つめ直し、確実に技術を身につけていきたいと思います。ご指導いただき、このような経験をさせて頂いた水戸雅美先生に感謝いたします。