長野県・上諏訪学園 伊藤 道子 正講師
控室に足を踏み入れた時、落ち着いた雰囲気まばゆいばかりの先生方がいらっしゃいました。自分もこの中にいること自体、信じられませんでした。夏にお免状をいただいたこと、この中に仲間入りできたこと、胸が熱くなりました。そして舞台上ではただただ無我夢中で終わってしまい、反省しきりです。
初めての大会を通じ、先生方の素晴らしい実技に目を見張り感動しました。この思いを忘れず、少しでも足元に及ぶよう日々精進したいと思います。ありがとうございました。
岐阜県・笠松東学園 加藤 佳代 正講師
納会の後、小紋に半幅帯を絞めて街を歩いていると、見知らぬお婆さまが「素敵な帯結びね。作り帯なの?」と声をかけられました。半幅帯の変わり結びだと答えると、「すごく素敵に結んであるわ。」隣にいた母が「この子、きものの先生なんですよ」と言うと、「だからきもの姿が違うのね。本当にステキだわ」と褒められる出来事がありました。納会に出て変わったのは、自分に自信が持てるようになったこと(少しですけど)。それは日々の練習の積み重ねだったり共に練習し合う仲間の存在。温かく見守ってくださる学園、私を先生と呼んでくれる生徒、そして家族。多くの方の存在が、益々頑張ろう!という気持ちの根源です。今回、着せ付け留袖之部で八位に入賞できました。プロの大会はどなたが入賞してもおかしくありません。先輩の先生方と同じ舞台に立て学ばせてもらえたことに感謝します。これからの人生、益々、きものに魅了されていくのだと思います。ありがとうございました。
兵庫県・兵庫東支部 上見 貴美子 助講師
グイッと引っ張り上げるように常に前向きにご指導くださる光月先生。熱心にアドバイスしてくださる先生方のご指導のおかげで出場することができました。また快くモデルを引き受け、練習に付き合って最後まで力強く励ましてくれた齊藤さん、本当にありがとうございました。
教室の先生方と一緒に舞台に立てる喜びと、全国の先生方と同じ舞台に立てる不思議さとワクワク感は五年前には想像すらできませんでした。競技の前の訪問着と留袖の着せ付け方の違いの福田先生のお話など、改めてハッと気付かされること、反省や収穫の多い貴重な経験ができた大会でした。今後も共に喜び合える仲間と切磋琢磨し、指導者としての自覚を持って日々精進してまいりたいと思っております。
兵庫県・兵庫東支部 吉竹 眞由美 助講師
毎日フルタイムで働いてきた仕事も一段落つき、子どもも巣立ち、そろそろ自分の将来の生活を見据えた人生設計をしていかないといけないなあと思い始めた時、尚美流の教室に通い続けることは私の人生設計の大切な柱であると感じ、思い切って指導者の立場になることを選びました。そして初めて迎えた納会。広島の水戸先生とペアを組んで個性美学之部に出場しました。松原先生のピンク色の表紙の『個性美学入門』は熟読し、京都や支部で開催される講習会に何度も参加しましたが、水戸先生や光月先生のようにモデルさんを見て「この方は指数が・・・・」とすぐに判断することが難しかったです。知識と技能は違うものであると感じました。指導者になっても、もっと勉強を積まないといけないと改めて思い知らされた納会でした。